大阪吹田-江坂駅の鍼灸院/腰痛・ぎっくり腰・坐骨神経痛・肩こり・頭痛・五十肩・胃下垂・難聴・耳鳴り

特長 

大腰筋刺鍼などインナーマッスルへの施術

 

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 日本の鍼方式は、深さにすると数㎜ほどしか刺しません。ですが鍼灸の聖書と呼ばれる『霊枢・官鍼』には、九刺や十二刺、五刺などが記載され、分刺、輸刺、短刺があって、短刺などは「骨まで刺して骨を擦る」としています。
 本来の鍼灸師は、この『霊枢・官鍼』に記載されている全ての刺鍼法が使えなければなりません。
 
 北京堂では梅花鍼や円皮鍼、皮内鍼など皮膚へ刺す鍼(浅い鍼)はもちろんのこと、3寸半(10.5㎝)の長鍼を使って、深層筋への刺鍼も行えます。 そのため従来の表皮刺鍼による施術効果とは、まったく違った効果が現れます。例えば『霊枢・官鍼』に、浅刺の浮刺は「肌が引きつって冷えるものを治療する」とあり、深刺の単刺は「骨の痛みを除く」とあります。これによると浅刺は皮膚の強ばりや冷えに効果があり、深刺は骨の痛みに効果があるということになります。
 
 
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 北京堂では「浅刺と深刺は作用が違い、浅刺の効果は瘢痕灸に似てる」と解釈しています。
 実際の施術では、腱鞘炎の痛みを例にしますと、肘から手首までの筋肉には骨に当たるまで深刺し、痛む部分の手首や指関節には皮内鍼を貼り付けます。大腰筋刺鍼などでは、坐骨神経痛で松葉杖をついてきていた人が、大腰筋刺鍼を一回受けただけで松葉杖が要らなくなる人もいます。こうした坐骨神経痛やギックリ腰の痛みには、深刺が効果的です。
 
 北京堂の3~3寸半の毫鍼を使った深層筋刺鍼には、大腰筋刺鍼のほかにも、腰方形筋刺鍼、腸骨筋刺鍼、中小臀筋刺鍼、梨状筋刺鍼、ヒラメ筋刺鍼、肩甲下筋刺鍼、烏口腕筋刺鍼、棘上筋刺鍼などがあります。肩峰の下から肩峰下滑液包へ刺入するなど、書物にない特殊な刺鍼法をしたりもします。
 
 ただ深く刺せば良いかというと、そうではありません。鍼灸古典には「病巣部に鍼の気が達して効果がある」と書かれています。そして「気が至るのが速ければ速く治り、気が遅く至れば治らない」ともあります。『難経』には「気が至らなければ不治である」と、書かれています。
 つまり昔から鍼施術では「気が病巣部まで達する」ことが重要であり、気が達することによって「手到病除」という効果が発生するのです。手到病除とは、手で病巣部を取り去ることです。

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 ここでの気とは、邪気と考えられているものです。『鍼灸大成』には「鍼を入れると、邪気が集まってきて鍼が引き込まれる」と書かれています。 鍼によって効果を得るには、この「邪気を鍼で引き寄せて、鍼と一緒に鍼孔から抜き取る」ことが、昔から重要だとされてきました。それがなければ邪気が体内に残ったままで、効果がない。
 
こうした邪気には、施術側が感じるものと、患者側が感じるものの2種類があります。昔は、患者側の感覚は重要視されてきませんでした。
 
では施術側には、どのような感覚があるのでしょうか?
 
 『標幽賦』には「刺鍼して静かに待つ。突然、魚が釣り針を呑み込んだかのように、グググッと引き込まれるあたりがある。それが邪気なので、逃がさないようにする。得気がなければ、誰もいない建物の中を進んで行くように手応えがない」と解説してあります。

つまり邪気が来れば、魚がかかったときのような手応えを鍼に感じられる。邪気が来なければ、豆腐にでも刺しているようで、まったくあたりがないということです。ここまでが治療者側の刺鍼感覚です。
 
 何のために施術側が気を得るかですが、それは患者側に「 気が病巣部へ達する 」感覚を起こさせるためです。刺鍼をして、施術側に、鍼が引き込まれる感覚が起きなければ、患者には何の感覚も発生しないからです。
 
施術側に鍼が重くなった感覚が発生したとき、患者側は何を感じているのでしょうか?
 
鍼を刺されている部分が重く、怠くなって、強く締め付けられている感じがします。  こうした感覚が患者側に発生したら、治療者は操作によって鍼の感覚を遠くまで伝導させたり、温度を上げたり下げたりすることができます。

 
施術側の鍼が重く渋るという得気 、そして 患者側の鍼の感覚が病巣部へ到達したという鍼感 、この2つの感覚が必要になるのです。特に患者には、「 鍼を刺されて感覚が病巣部へ到達した 」という鍼感が、満足のいく施術効果をもたらすために重要なのです。「 病巣部へ到達する感覚 」というのは、 日常の痛みが出ている状態が再現されている 」という感覚となって現れます。
 北京堂では、こうした「 痛む部分に鍼の感覚が達している 」という感覚を重視し、病巣部が深層にあっても、直接刺刺鍼して病んだ身体を施術していきます。
 
 
 
 


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