頻尿 |
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症例1
60代 東京都 大田区 男性 2012年1月初診
主訴
夜中の尿の回数が多い。毎晩、4、5回。
その他症状
とくになし。
既往歴
前立腺肥大、帯状疱疹、急性腰痛症
所見
- 医学的には、「夜間に1回以上の排尿」があれば夜間頻尿といわれる。この症例では、4,5回起きて排尿するため、睡眠不足も出ている。昼間の尿回数は1~2回ほどで正常範囲内である。
ツボ、筋肉
- 腰部夾脊穴、腎兪、大腸兪、八髎穴、足三里、三陰交。多裂筋、梨状筋など。
考察
夜間頻尿は、加齢やホルモンバランスの変化、前立腺肥大により症状がでてくる。今症例では、前立腺肥大の影響が考えられたため、骨盤周囲の血流改善による、温煦作用の活性化を重点をおいた。
背部の刺鍼での自律神経の調整、過活動している膀胱に対する仙骨神経叢への刺激による安定化を意識し、お灸を加えて施術をする。1診目で回数が1回に減少、2診目で、夜間尿が1週間に1回程度に減少する。加齢の影響が大きいので、今回の施術で完治するとは思わないが、軽症だったために施術が功を奏した症例である。
頻尿があるからといって、水分量を抑えると、心筋梗塞、脳梗塞など、循環器系の疾患を招きかねないので、適度な水分補給は必要である。年齢と共に、運動量が減り、汗をかくことも少なくなってくるので、日ごろから運動や食事に気を付け養生する必要がある。
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