大阪吹田-江坂駅の鍼灸院/腰痛・ぎっくり腰・坐骨神経痛・肩こり・頭痛・五十肩・胃下垂・難聴・耳鳴り

胃下垂、胃の諸症状(胃もたれ、食欲不振など)

 
胃下垂だから症状がでるのか、症状があるから胃下垂になるのか…。
難しい問題ではありますが、胃下垂の人でも不快な症状がない方も多いので、個人的な見解としては後者ではないかと思っています。
 
胃下垂でお困りの方のほとんどに、食欲不振、胃もたれ、胸焼けなどの胃の諸症状を伴います。胃下垂の治療をしてそれらが改善される。或いは、下垂はあっても、お困りの諸症状の改善により、胃下垂で悩まなくなる。
 
食事の仕方、生活習慣、寝不足や緊張、ストレスなど、様々な要因がありますが、人それぞれ原因が違います。医療機関でレントゲン検査をした方もいれば、自己診断だけで胃下垂でない人もいます。
 
当院では、胃の挙上治療はもちろんですが、下垂しないための養生や食事など、下垂をしても症状がでない体作りのお手伝いをさせていただいています。

症例6



40代 男性 会社員  2017年7月 受診
 
10年前くらいから、季節の変わり目になると、胃が重たくなり、背中が張ってくる。つらくなると、鍼灸施術を受け、その都度よくはなっていた。今回引っ越しに伴い、近所の当院に来院。

主訴

胃の重たさ、背中のはり、頚部の凝り。

その他の症状

特になし。

既往歴

盲腸、肺炎、耳のつまり感、中耳炎、鬱症状

所見

食事スピード:普通
食事時間:規則的
飲酒:時々
睡眠:寝れるときと寝れないときの波がある
体型:普通
舌:歯痕あり 舌苔:白
腹部:上腹部圧痛あり
吐き気:なし
薬の服用:なし
 
春~夏にかけての変わり目に症状が出やすい。

朝が一番軽い
空腹時の重たさあり
昼食後以降に重たさが増す
 
病院(内科)の検査では問題なし。
 

治療

基本処置である、胃のトレーニングを施す。胃に直接刺鍼して、刺激を加える。
 
仕事の忙しさ、ストレス、季節の変わり目による自律神経の不安定さなどの影響で、胃の動きが悪くなっています。食事をして、胃に食べ物が入ると、機能していない胃に、食べ物が留まるので、重たさを実感するようになる。胃の動きが悪いと、消化を促すために胃液を大量に分泌するので、胃が荒れて胃痛の原因になります。
背部のはりは、胃の重たさ、胃痛による姿勢不良による、コリ感が出てくるのと、背骨付近をはしる自律神経の交感神経幹の影響により、背部にはりが出ていると考えられます。

 
背部の緊張を取るべく、背部夾脊穴、背部兪穴の刺鍼。ストレスや首の凝りの解消を図るべく頚部周り、後頭下部への刺鍼を行う。
施術の途中で、胃が大きく動き出し、軽くなったとのこと。背部の刺鍼は、コリや緊張がひどかったせいで、鍼がよく響いたとおっしゃっていました。
 

ツボ・筋肉

承満、天枢、上脘、中脘、四神聡、背部夾脊、足三里。腹直筋、外腹斜筋、最長筋、頭頂筋。

考察

10年前に、仕事の忙しさから、鬱症状になって以降、胃の重たさが出るようになる。精神的なつらさがあると、全身の緊張が増します。

緊張が強いと交感神経が優位になって、ガチガチになっていきます。交感神経が優位になって緊張したままですと、胃を含む内臓の動きが悪くなります。

胃に影響が出る人、腸に影響が出る人、肝臓や腎臓などに影響が出る人、それぞれの弱いところに影響が出ます。また一度体調を崩すと、季節の変わり目、気温、湿度、気圧などの自然の影響も受けやすくなります。元気な人も影響は受けていますが、元気なのでうまくそれに合わせるようになっています。

当院では、胃下垂などの治療と同じで、胃の動きをいかに活発にできるかがカギを握ると考えています。胃の刺激、リラックス、疲労の軽減、体のリズムの安定をはかります。
 
疲れや凝りなどが出やすいので、継続して施術に来ていただいています。
 

症例5



30代女性 会社員  2016年6月 受診
 
半年前から、胸焼け、胃痛を感じていて、5月の健康診断で胃下垂といわれる。

主訴

胃もたれ、胸焼け、むかつき、ゲップ

その他の症状

後鼻漏。

既往歴

肝炎。

所見

食事スピード:速い (出産後速くなった)
食事時間:規則的
生理:問題なし
睡眠:問題なし
出産:有(流産の経験もあり)
体型:普通
舌:紅 舌苔:厚
腹部:上腹部圧痛あり
 
症状がでるのが食事中、食後なのと、水分をとるとお腹がちゃぷちゃぷするということなので、胃の動きの悪さが考えられる。また、後鼻漏があるので、常に鼻水が流れているので、そういった刺激が胃に伝わっているのもあるのかもしれません。

治療

基本処置である、胃のトレーニングを施す。胃に直接刺鍼して、刺激を加える。今回は、胃の動きが少なかったので、さらに挙上を行った。
 
胃下垂治療は、収縮と弛緩がとても重要です。強刺激で収縮しっぱなしではいけません。リラックスをして背部の胃や腸のツボだけでなく、内臓全体の緊張の緩和を兼ねて、背部の夾脊穴を随時刺激して、時間を置いて体の弛緩、リラックスをはかる。
 
1回目の治療で、食後の胃もたれが大きく軽減する。腹部に硬さはあるが、胃の動きは出てきている。
2日目の治療で、胃の胃の刺激を行った際の鍼のひびきが大きく軽減、症状も軽減しているので、2回の治療で終了する。
 

ツボ・筋肉

承満、天枢、中脘、背部夾脊、百会、豊隆、俠傒。腹直筋、外腹斜筋、最長筋。

考察

学生時代から、食後の胃もたれがあり、それが当たり前となっていたそうです。いろんな要因から胃の動きの低下はでるので、はっきりとした原因はわかりません。強いて考えられるとしたら、食事のスピードでしょうか。
 
それだけ?と思うかもしれませんが、食事の仕方というのは、とても重要です。胃下垂でいらっしゃる方には、特に気を付けていただくように言っています。
 
食事のスピードが速いということは、あまり噛まないということになります。
あまり噛まないということは、固いまま、塊のまま、胃に運ばれるということになります。ということは、胃が必要以上に働かないといけなくなります。常にその状態だと、胃は疲労し弱ってきます。
 
食事のスピードが速いということは、噛まずに食べ物本来の味を味わっていないということになります。ということは、味付けが濃くなり、胃に負担がかかります。
 
筋肉がある、体力がある、持久力があるなどと同じで、内臓の強さも人それぞれです。他人と比べず、自分の体の状態を把握して、適切の食事の仕方をしたほうがいいでしょう。
 
もともと、胃に動きがみられたので、比較的早くに変化がみられた症例です。
 

症例4



20代女性 主婦(デスクワーク)  2016年6月 受診

高校時代から食後に胃もたれを感じるようになる。食事量を抑えても変化がみられず。HPをみて来院。

主訴

食後の胃もたれ、食欲不振。

その他の症状

便秘、胸焼け。

既往歴

特になし。

所見

医療機関での検査はなし。
食事スピード:速い。
食事時間:規則的
生理:問題なし
睡眠:問題なし
出産:無
体型:普通
舌:薄白 舌苔:厚
腹部:左下腹部に硬さ有り

症状がでるのが食後なので、胃の動きの悪さが考えられる。また、1月、2月に症状が強くなるということなので、年末年始の不規則な飲食の影響ではないかと考えられる。

治療

基本処置である、胃のトレーニングを施す。胃に直接刺鍼して、刺激を加える。この刺激により胃が収縮するので、弱っている胃が強制的にトレーニングされることになる。今回は、症状が強くないので、引き上げる処置は行っていない。

胃下垂治療は、収縮と弛緩がとても重要です。強刺激で収縮しっぱなしではいけません。リラックスをして背部の胃や腸のツボだけでなく、内臓全体の緊張の緩和を兼ねて、背部の夾脊穴を随時刺激して、時間を置いて体の弛緩、リラックスをはかる。

1回目の治療で、食後の胃もたれが大きく軽減する。腹部に硬さはあるが、胃の動きは出てきている。
2日目の治療で、胃の胃の刺激を行った際の鍼のひびきが大きく軽減、症状も軽減しているので、2回の治療で終了する。

ツボ・筋肉

承満、天枢、中脘、背部夾脊、百会、豊隆、俠傒。腹直筋、外腹斜筋、最長筋。

考察

学生時代から、食後の胃もたれがあり、それが当たり前となっていたそうです。いろんな要因から胃の動きの低下はでるので、はっきりとした原因はわかりません。強いて考えられるとしたら、食事のスピードでしょうか。

それだけ?と思うかもしれませんが、食事の仕方というのは、とても重要です。胃下垂でいらっしゃる方には、特に気を付けていただくように言っています。

食事のスピードが速いということは、あまり噛まないということになります。
あまり噛まないということは、固いまま、塊のまま、胃に運ばれるということになります。ということは、胃が必要以上に働かないといけなくなります。常にその状態だと、胃は疲労し弱ってきます。

食事のスピードが速いということは、噛まずに食べ物本来の味を味わっていないということになります。ということは、味付けが濃くなり、胃に負担がかかります。

筋肉がある、体力がある、持久力があるなどと同じで、内臓の強さも人それぞれです。他人と比べず、自分の体の状態を把握して、適切の食事の仕方をしたほうがいいでしょう。

もともと、胃に動きがみられたので、比較的早くに変化がみられた症例です。

症例3



30代女性 主婦(デスクワーク)  2016年1月 受診
学生時代から食後に下腹部が膨らむのが気になり。5年前の検査で胃酸過多の指摘を受ける。

主訴

食後の疲労感、食後の下腹部下垂、腹鳴(水分をたくさん摂っているわけではないが、チャポチャポと音が鳴る)

その他の症状

便秘

既往歴

特になし。

所見

高校生の頃より、食後に腹部のツッパリ感を自覚していて、食事をしても体重が増えない。人間関係などでストレスが多く、間食をして食事の回数が多かった。
食事スピード:速い。
食事時間:規則的
生理:問題なし
出産あり
体型:痩せ型
舌:薄白 舌苔:厚
腹部:左下腹部に硬さ有り

治療

基本処置である、胃のトレーニングを施す。胃に直接刺鍼して、強刺激を加えることにより、急激に収縮させる。これを数回行うことにより、弱っていた胃がトレーニングされる。
このままでは、収縮したままになるので、時間をかけて緊張していた体を緩めてリラックスさせる。それにより、胃の緊張もほぐしていく。

うつ伏せになって、緊張のみられる背部兪穴を刺鍼して、副交感神経優位の状態にし、内臓の働きが活発になるようにする。

ツボ・筋肉

承満、天枢、中脘、背部夾脊。腹直筋、外腹斜筋、最長筋。

考察

大学時代に、食べない無理なダイエットを長期間やったとのことで、その時に胃が弱くなったと考えられます。

内臓とはいえ、胃も平滑筋という筋肉でできています。使わなければ当然弱ります。それにより、胃が行う蠕動運動や振り子運動などの、正常の動きができなくなり、うまく消化できなくなり、胃が下がるようになったと考えられます。

一度弱ってしまうと、食べても胃が働かず、食欲不振や胃もたれ、胃酸過多、胸焼けなどの症状が出てしまって、正常な状態に戻すのに、時間がかかります。長くなれば長くなるほど、体のリズムが崩れたり、自律神経が乱れたりままになってしまうので、負のスパイラルに陥ってしまいます。
こういった体の不調に、ストレスや精神的な不調が重なるのと、症状が慢性化してしまい、症状が悪化しますので、注意が必要です。
遠方の方でしたので、1回の治療しかできませんでしたが、症状が改善されたとのメールをいただきました。改善される症例ばかりではありませんが、良くなったとの報告を聞くと嬉しいものです。

症例2



30代女性 会社員(デスクワーク)  2013年11月 受診
病院でレントゲンを撮った時に、胃下垂といわれる。

主訴

起床時の吐き気、食後のいのツッパリ感、胃下垂

その他の症状

鉄欠乏性貧血、左耳鳴り、生理痛、頭痛、めまい

既往歴

ファロー四徴候、突発性難聴

所見

高校生の頃より、食後に腹部のツッパリ感を自覚していて、食事をしても体重が増えない。人間関係などでストレスが多く、間食をして食事の回数が多かった。
舌:薄白 舌苔:厚
腹部:左下腹部に硬さ有り

治療

1回目の治療後、食後に突っ張る下腹部が突っ張らなくなる。腸のつっかえが気にならなくなったように感じる。しかし、起床時の吐き気に変化は見られない。また、間食を減らし、食事量を減らしているので、全体の<症状が落ち着いているように実感する。


2回目の治療後、毎日あった起床時の吐き気が数日は気にならなくなった。生理痛が緩和する。

ツボ・筋肉

承満、天枢、中脘、背部夾脊。腹直筋、外腹斜筋、最長筋。

考察

十代の時にストレスがかかることが多く、間食などの食事回数が多くなることで胃に負担がかかり、その時に胃が伸びて胃下垂になったのではないかと考えられます。ストレスがかかると、胃液の分泌が増すが、胃の動きは悪くなるので、しっかりと蠕動運動が行われず、胃に内容物が長く留まっていたということも、胃下垂になった要因の一つとなります。

現在も、ストレスのかかるお仕事ということで、慢性的に胃の動きの弱さがみられるのではないかと考えられます。また、起床時の吐き気が一番気になるということで、睡眠中での緊張や寝る前に考え事をするというような、胃腸の働きが抑制されるような要因も考えられます。

胃下垂の治療に限ったことではありませんが、治療で携われる時間は1時間ほどです。それよりも普段できることや、ケアできることは、治療時間とに比べて何倍もありますので、その時間を有効活用していただければ、症状の出にくい体になっていきます。

症例1 

30代男性 デスクワーク(営業職) 2014年1月受診


20代の頃から症状があり、痩せ型で体重が増えない。食後下腹部が膨らむ。

主訴

胃もたれ、むかつき、吐き気

その他症状

肌荒れ、冷え性、頭痛、軟便。

既往歴

  • 突発性難聴

所見

  • 痩せ型で脂肪が少ない。舌:薄白、薄く苔があり。眠りが浅く目覚めやすい。左下腹部に冷え硬結がある。

ツボ、筋肉

  • 大横、腹哀、中脘、背部夾脊穴、天柱、風池、完骨、百会。

治療

胃の挙上治療と背部から自律神経系への刺激をすることにより、副交感神経が優位にし、胃腸機能の活性を促した。

1回目の治療後、唾液が出るようになり、手足が温かくなり、胃もたれ、胸焼けの症状が消失する。しかし3~4日すると、同じ状態になる。
2回目の治療では、腰の深部に刺鍼し、姿勢の改善、胃腸の負担の軽減を促した。
3回目の治療に来られた時には、胃腸症状はなく、腰の治療をメインにし、治療を終了した。

考察

20代の頃から、年に3,4回の頻度で、胃もたれ、胸焼けが強く出る。

食事の仕方は、ゆっくりとよく噛むので問題ない。しかし、間食が多く甘いもの、冷たい飲み物を多く飲食するので、慢性的に胃腸の冷えがあり、胃腸の機能が低下しているのが原因の一つではないかと考えられる。

また、眠りが浅く目覚めやすいということから、緊張状態が続いて交感神経優位の状態になると、胃は弛緩して蠕動運動が低下し、胃液の分泌が抑制されるため、胃の中に食べ物が留まるため、消化不良がおこり胸焼けが出ると考えられる。

今回の例に限らず、現代人は交感神経の緊張状態が続いている方が多い。生活パターンや人間関係のストレス、あげればキリがないが、何かリラックスできること、時間など、体を休める時間を作っていけば、諸症状が回復することも多い。そういったものを作れない方は、是非鍼灸治療を利用していただければと思います。



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