大阪吹田-江坂駅の鍼灸院/腰痛・ぎっくり腰・坐骨神経痛・肩こり・頭痛・五十肩・胃下垂・難聴・耳鳴り

肩こり・五十肩

 

症例9

男性 60代 大阪市 大学教員 2019年12月初診
 
一日前の夜から右肩に違和感があり、起床とともに痛みで肩を動かせなくなる。

主訴

右肩の痛み

その他症状

特になし。

既往歴

男性更年期障害、慢性副鼻腔炎

所見

自発痛あり
熱感あり
棘上筋腱ぶの圧痛
手を添えないと肩を動かせない。
手を添えて動かせても、傷みで側方挙上30°くらいまで
頚部動作問題なし
 
その他、肩の徒手検査は痛みでできない
 

ツボ、筋肉

棘上筋、棘上筋腱、棘下筋、三角筋、斜角筋。
 

施術

側臥位で、棘上筋腱部を中心に刺鍼。その他は筋肉の収縮の緩和をはかる。腱部は電気パルスを使用し、鎮痛、消炎を促す。
 
刺鍼後、内ポケットまで腕が上がるようになる。
 
 

考察

外傷はないが、腱の損傷の疑いがあるので、医療機関の受診をすすめる。
 
後日メールがあり、それによると翌日医療機関を受診、そこで石灰沈着性腱炎との診断をうける。局所の注射を受け、すぐに完治したとのこと。
 
数回の鍼灸施術でも、痛みは軽快した思われるが、1回でよくなったということで何よりの症例です。
 
 
 
 
 

 

症例8

男性 40代 吹田市 会社員(外回り) 2018年1月初診
 
1か月前から右肩に痛みがでるようになる。シートベルトを右手で取る動作で痛みが強く出る。同じ動作をしても痛みが出ないときもある。ひどいと腋の後ろから上腕、肘にかけて、ビビッと痛みが走ることがある。
整形外科を受診し、五十肩の診断を受け、痛み止めの薬やリハビリをやるも変化がないので、当院を受診。鍼治療は初めて。

主訴

右肩の痛み、右上腕部放散痛

その他症状

特になし。

既往歴

特になし。

所見

頸部動作問題なし ジャクソンテスト、スパーリングテスト問題なし
側方挙上違和感(痛みが出る時、出ないときがある)
Obirinテスト問題なし
スピードテスト+(上腕外側に痛みが出る、通常このテストで陽性になる場合は、肩関節前部に痛みがでる)
lift offテスト(肩関節を内旋させる) 問題なし
 
上腕三頭筋抵抗テスト 問題なし
 
 

ツボ、筋肉

頸部夾脊穴、胸部夾脊穴、肩井穴、肩髎穴、臂臑穴。頸板状筋、頭板状筋、棘上筋、脊柱起立筋、三角筋、肩甲下筋。
 

施術

1回目の施術、鍼施術が初めてということで、最低限の本数を心掛け、頚部、棘上筋、を中心に刺鍼。患部に痛いときの感覚が再現される。鍼の刺激に驚くが、嫌な刺激ではないようで、置鍼中は寝息をたてて寝る。
2回目の施術、1回目の施術後、ビリッとする痛みは出なくなる。ひっかかりのようなものを感じる。肩関節前面に圧痛があるので、三角筋、上腕二頭筋の長頭腱付近の刺鍼を追加。
3回目の施術、上腕外側の放散痛が気になるので、肩甲下筋刺鍼を追加。
 
 

考察

 通常の五十肩のように、肩関節前部の痛みの好発部位に痛みを感じていなかったので、挙上時に使用する筋肉と、別の問題を考えました。肘の内側に神経痛のような放散痛が出ていたのですが、頸からの問題は考えにくいので、腋周辺の患部を意識して施術を行うようにしました。
肩甲下筋刺鍼後痛みは落ち着いているので、体操やストレッチで痛みの出ない体づくりを意識してもらうようにしていただきました。
 
 
 

 

症例7

女性 30代 吹田市 会社員(デスクワーク) 2017年8月再診
 
最近、ゲームにはまっていて、長時間やることが多いので、頸や肩、背中がひどくこるようになってきた。

主訴

右頸、肩のこり、背中のはり。

その他症状

胃下垂

既往歴

子宮内膜症

所見

頸部、肩部、特に動作による違和感やひっかかりなどはない。頸から背中にかけて全体的にはりがみられる。

ツボ、筋肉

頸部夾脊穴、胸部夾脊穴、天柱、風池、完骨。頸板状筋、頭板状筋、棘筋、後頭下筋群、脊柱起立筋。
 

考察

もともと一日中パソコンに向かっているので慢性的に肩こりがあります。そこに、ポータブルゲームにはまっているので、下向きでずっと同じ姿勢をとっているので、頸部から背部にかけての背骨にかかる負担が大きく、同じ姿勢で固まってしまっています。

仕事をされているので、いつゲームをやるかというと、寝る時間をけずるしかありません。そうすると、睡眠による疲労の解消、緊張の緩和が見込めなくなるので、さらに頑固な緊張、こりになります。

そういった影響が、今回の症状になっています。

①ゲーム時間の短縮
②休憩
③睡眠時間の確保

これらは最低限必要になります。わかっていてもついつい集中してしまいます。自分の体のため、労わってほしいものです。
 
 
 
 

 

症例6

女性 30代 吹田市 会社員(デスクワーク) 2017年3月初診
 
小学生の頃から首、肩の凝りを感じていて、その当時から鍼灸の施術を受けていた。

主訴

後頭部と頸部の際のこり(とくに右側)、肩のこり、腰部痛

その他症状

特になし

既往歴

特になし。

所見

頸部、肩部、特に動作による違和感やひっかかりなどはない。首が細く長いので首や肩に負担がかかりそうである。
眠りが浅い
歯ぎしり・食いしばりあり。夜間ナイトガード着用。
右側臥位が多い。
 
腰部動作痛なし。だる痛い、重たい。

ツボ、筋肉

頸部夾脊穴、胸部夾脊穴、天柱、風池、完骨。頸板状筋、頭板状筋、棘筋、後頭下筋群、多裂筋、脊柱起立筋。
 

考察

もともと慢性的に肩こりがあり、運動もしないので、頭を支える力が弱く、疲労が溜まりやすいと考えられます。頸部が細く長いので、その傾向は顕著だと考えられます。
 
また、ゆっくりできない性格とおっしゃっていたので、筋肉がリラックスする時間、精神的にリラックスする時間も短いため、疲れが取れない、こりが取れないといったことに繋がっています。
夜間の食いしばりや歯ぎしりは、代表的な症状です。寝ている時も考え事していたり、夢をみていたりすることにより、顎だけでなく、頸、肩背中など、全体的にっ緊張が強くなります。
 
また、四月に引っ越しをされたということで、引っ越しの荷ほどきだけでなく、新しい環境への適応、新しい職場での慣れない状態、こういったことが日ごろの凝りにプラスされるので、ひどい状態になったと考えられます。
 
小学生からの肩こりということで、症状をゼロにすることは難しいのですが、楽な状態、気にならない状態をキープできるくらいには持っていきたいと考えています。
 
鍼灸での、筋緊張の緩和、リラクゼーション、良質な睡眠への手助けなど、これらが重要になってきます。
 
定期的にメンテナンスに通っていただいています。
 
 
 

 

症例5

男性 30代 吹田市 会社員(デスクワーク) 2017年1月初診
 
仕事で10kgくらいのものを、長時間肩に担いで以降、右肩の痛みが気になる。

主訴

右肩の痛み

その他症状

股関節の硬さが気になる。

既往歴

特になし。

所見

腕を内側にひねりながら(回内)肩を挙上すると、痛みが出る。
側方挙上問題なし O'brinテスト問題なし スピードテスト問題なし 

ツボ、筋肉

頸部夾脊穴、背部夾脊穴。頸板状筋、頭板状筋、棘筋、肩甲挙筋、棘上筋、大殿筋、中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋、ハムストリングス
 

考察

長時間肩に荷物を担いでいたということで、内旋、挙上を長時間していたと考えられます。それによる疲労、普段使っていなかったところを使ったことにより不具合になります。
 
肩甲挙筋、棘上筋をメインに、その他頸部、肩部周辺の硬さのみられるところを重点的に刺鍼しておきました。
 
キックボクシングをされるので、パンチを打つ動作などに支障がありました。鍼施術が初めてだったので、刺鍼強度を弱くしながら、様子をうかがいました。
 
1回目の治療で、肩の痛みはなくなり、パンチ動作も問題なくなりました。足の挙上が楽になり、股関節の柔軟性も出て楽になったとのこと。


症例4

女性 30代 神奈川県 会社員(デスクワーク) 2016年12月初診

主訴

頸部(とくに右側)、肩のこり、腰部痛

その他症状

関節リウマチ。

既往歴

特になし。

所見

頸部、肩部、特に動作による違和感やひっかりなどはない。首が細く長いので首や肩に負担がかかりそうである。
腰部動作痛なし。長時間座位が続くと、右下腿部がだるくなる。

ツボ、筋肉

頸部夾脊穴、胸部夾脊穴、天柱、風池、完骨。頸板状筋、頭板状筋、棘筋、後頭下筋群、大腰筋。

考察

近視と乱視がありコンタクトを常時着用。デスクワークでのパソコン作業により、モニターをのぞき込んでいることが多い。特に後頭下部のこりを顕著に感じるとのこと。
寝る時に右を下にして横向きで寝ることが多く、このことも右の首や肩の負担増の原因の一つと考えられます。
デスクワークのように、あまり動かないことによる筋肉の緊張、これは姿勢を維持するためのインナーマッスルが常に緊張している状態です。こういった筋肉をほぐすのには、運動やストレッチ以外にも、同じ姿勢をしない、姿勢維持筋肉の強化で耐久力をつけるなどが有効です。
鍼では、そういった骨の近くにある姿勢維持筋を緩めるのには効果的です。マッサージでゴリゴリやられると、表面の筋肉が壊される心配がありますのでご注意ください。
今回の症例では、後頭下部のこりを主に訴えているので、それらの筋肉に適宜刺鍼しておきました。鍼が入った時に、独特のズシーンとくる感覚を実感されていました。
これは、得気、ひびきといわれるものなのですが、硬い筋肉、わるいところにあたると、体の反応で、一時的にその鍼を筋肉が締め付けるので、そういった反応がでます。鍼を置いている間にほぐれてくると、あまり感じなくなります。
肩こりの完治というのは、なかなか難しいものです。
原因が同じ姿勢や、姿勢不良、ストレス、疲れなど、様々なのものだからです。一時的にこりがなくなっても、そういった原因になることを続けてたり、影響を受けていると、また肩こりを感じるようになります。なので、当院ではいい状態をいかに長い間持続できるか、こりにくくするかに重点を置きます。
そのため、ご自身のセルフケアをやってもらい、よりこりにくい体にしてもらう。これが理想になります。


症例3

女性 30代 吹田市 会社員(デスクワーク) 2016年10月初診

主訴

頸部の痛み、左肩のこり。

その他症状

腰部鈍痛、胃下垂、不眠、頭痛。

既往歴

子宮内膜症。

所見

顔を上に向けると、痛みとひっかかり。その他、前屈、側屈など問題なし。肩の動作問題なし。
ジャクソン、スパーリングテスト(-)ストレートネックはみられない。

不眠症のため、マイスリー、ドグマチール、メイラックスを服用している。

ツボ、筋肉

頸部夾脊穴、胸部夾脊穴、天柱、風池、完骨。頸板状筋、頭板状筋、棘筋、後頭下筋群、側頭筋。

考察

デスクワークでパソコンを見ることが多いことや、スマホや読書など、首や肩の凝りの原因になることをやっていいますが、寝れないことのストレスや疲れのとれないことによる体の強張りなどが関係しているように思います。
・肩こりになる要因
・姿勢不良
・同じ姿勢
・同じ作業
・筋力不足
・ストレス

これらが主な原因です。その他様々な要因で肩こりになりますが、気を付けないといけないのはストレスです。
ストレスのない人はいないので、これを除去するのは難しいのですが、ストレスとどう向き合うかによって、体にかかる負担が変わってきます。

なぜ、気を付けないといけないかというと、それだけで体が緊張するからです。無意識に力が入りますし、強張ります。すうすると、血管も収縮しますので、必要な血液や酸素が各器官に巡りにくくなります。さらに、自律神経の交感神経が優位な状態に拍車がかかり、体のリズムが崩れたり、内臓の機能も低下して、体調が低下してきます。

ストレスというのは、肉体的、精神的ストレスがあります。それらは表裏一体です。
仕事時間が長い、休みがない、肉体労働など、これらはわかりやすいですよね。肉体的にしんどくなってきます。それに伴い、精神的にしんどいな、嫌やな、休みたい、一緒に仕事するのが嫌やな~、こうなると精神的にも疲れてきます。
それら両方の影響を受けると、緊張やこわばりはさらにひどくなります。

もともと、首というのは重たい頭を支えているので、常に負担になっています。その疲れや緊張にストレスの緊張が∔αされますので、状態がひどくなるということです。

ストレスを感じる人もいれば、感じない人もいます。精神的にストレスを感じてなくても、肉体的には限界になってしまったり、人間の体というのは不思議なものです。

リラックスする、逃げる、人に任せる、遊ぶ、楽しむ、笑う、何でもいいので、自分が楽しいこと、心地のいいこと、リラックスできること、何かに集中できることを見つけることが大事です。

これにプラスして体を動かせたらいうことありませんね。




 

症例2

女性 30代 横浜市 会社員(デスクワーク) 2011年10月初診

主訴

右頸部の痛み・肩こり。

その他症状

腰部鈍痛。

既往歴

特になし。

所見

顔を左に向けたり、上を向いたりすると、首にひっかりがあり、軽い痛みがでる。頸部の徒手検査を行うが、神経症状はみられない。車の事故やケガはなし。頭痛はなし。

ツボ、筋肉

頸部夾脊穴、胸部夾脊穴、天柱、風池、完骨。頸板状筋、頭板状筋、棘筋、後頭下筋群、側頭筋。
 

考察

常にこりを感じていて、来院された時には、首を動かすのにも制限があり、固まった状態になっていた。特に運動もしないので、首肩周りの筋肉がひどく硬くなっていた症例です。
 
首から出ている神経は、腕や指まで走行しているが、肩や肩甲骨の間の背中にも走行している。肩や背中の筋肉をいくら柔らかくしても、こりが緩和されない場合は、首に原因があることが多い。それでは首をマッサージしてもいいのではないかと思うかもしれ。ません。しかし、首をマッサージしすぎると、刺激が強くなりすぎるため、逆に体が硬直してしまう場合があるので注意が必要です。
 
鍼施術は刺激を強くしなくても、深層の筋肉にアプローチできるのがメリットである。1回の治療直後はスッキリしたという感想はなく、むしろ鍼直後のだるさや違和感のほうが強く、翌日もそのだるさが続いていた。しかし、2日後は首の動きの制限も正常になり、こりも半分以下になっていた。3回の施術で、肩のこりは解消されたので終了とした。一年後、腰痛で来院するが、肩こりは軽く感じるものの、以前のようなひどいこりは感じないとのこと。

 

症例1

男性 30代 横浜市 会社員(デスクワーク) 2010年10月初診

主訴

首・肩のこり。 

その他症状

デスクワークで長時間座りっぱなしのため、腰が常にだるい。疲れがあると、顎関節を動かしたときに、左側のみコキッと音が鳴る。

既往歴

  • 5年前に、整形外科で腰部椎間板ヘルニアと診断をうける。

所見

  • 顔を左に向けたり、上を向いたりすると、首にひっかかりがあり、軽い痛みがでる。頸部の徒手検査を行うが、神経症状はみられない。車の事故やケガはなし。頭痛はなし。

ツボ、筋肉

  • 頸部夾脊穴、胸部夾脊穴、天柱、風池、完骨。頸板状筋、頭板状筋、棘筋、後頭下筋群、側頭筋。

 

考察

デスクワークをされている方のほとんどが、肩こりを感じています。モニターを見るために、姿勢が悪くなったり、常に同じ姿勢で、同じ作業を繰り返しているために、首、肩周りの血流が悪くなります。それを繰り返すことにより、筋肉がかたくなり、こりを自覚するようになり悪循環に陥ることになります。
 
今回の症例では、疲れがある際に左顎を動かすと音が鳴るということなので、無意識に力が入って、頸や肩に力が入り、歯を噛みしめていることが考えられます。本人にも自覚があるということなので、咀嚼筋の筋緊張緩和や良質な睡眠を考え、側頭筋の刺鍼、胸部夾脊穴での自律神経の安定をはかった。
 
その後、顎関節の音は出なくなったが、仕事が忙しくなってくると、肩こりを感じるため、定期的に施術に通われている。。
 


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